持ち運び可能な Timothy をコンセプトに設計した、トラックパッド付きの一体型キーボードです。 Timothy最大の特徴である、一段下がった親指クラスタという特徴を受け継ぎつつも、ロープロファイルキースイッチの採用や、数字行を排除した40%デザインなど、様々な点で進化しています。

Futabaという名前は、左右分割キーボードをくっつけた形が植物が発芽した時に現れる双葉に似てるところから来ています。 (チモシーは単子葉類だから双葉にはならないんですが、、、こまかいことは気にしない。)

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対応スイッチ

  • Kailh社のChocV1、ChocV2スイッチ、Lofree Low Profileスイッチに対応しています。
  • Cherry MXおよび、MX互換スイッチには非対応です。

キー配列

一般的なキーボードとは異なり、キーが上下にずれています。この配列により指を斜めに動かすことなく、上下に移動させるだけで打鍵できます。

キー配列

4度テント、4度のチルト

Timothy同様、小指側から人差し指側に向かって4度の傾斜(テント角)がついており、中央が少し盛り上がっています。 対して親指クラスタはテント角がついていません。これにより親指クラスタが一段下がるため、親指の力を抜いた状態でキーを打つことができます。

親指クラスタ

また、手前から奥に向かっても4度の傾斜(チルト角)がついており、遠くのキーも打ちやすくなっています。

チルト角

トラックパッド

4本指までのマルチタッチが可能なトラックパッドを採用。 二本指でのスクロールはもちろん、3本指、4本指でのスワップジェスチャが可能です。

スクロール方向はもちろん変更可能で、 3本指、4本指のスワイプジェスチャには任意のキーを割り当て可能です。

カスタマイズ手順は、カスタマイズガイド を参考にしてください。

トラックパッド

注意

PCからはマウスとして認識されます。
Windowsの高精細トラックパッドとしての機能や、Macのマジックトラックパッドとしては機能しません。

スチールデスクなど、使用する環境によってはトラックパッドが誤動作する可能性があります。

巨大ホイール

トラックパッド方向に押し込むことでクリックも可能な巨大ホイールを配置。ホームポジションに手を置いたまま、親指で操作可能です。 グリップ力の高いゴム足を採用することで、快適なホイールクリックを実現。

巨大ホイール

注意

これはロマン機構です。あまり実用性を考えずに作ったのでいい感じに使いこなしてください。 画期的な使い方を見つけた方はぎーくらびっとに教えてください。

狭い場所でも使いやすいケーブルガイド

USBコネクタをキーボード本体で隠し、ケーブルも左右、中央と3方向へ出せる用になっています。 これにより狭いスペースでケーブルやコネクタが干渉するという状況を回避しています。

チルト角

ケーブルを左右に出すためのガイドはコネクタの負担を減らすようにデザインしています。

ケーブルガイド

柔らかな打鍵感

PCBに切れ目を入れるフレックスカット、クッションのみでPCBを保持するスタックマウント、これらを採用することで柔らかな打鍵感を実現しています。 底打ち感がほとんどないため、 Kailh Deep Sea Silent MINI ロープロファイルスイッチ Islet や、 Kailh Deep Sea Silent MINI ロープロファイルスイッチ Whale といった、silentスイッチと組み合わせて使うと心地よく使うことができます。

スタックマウント

注意事項

  • あくまで個人が趣味で設計し、販売する自作キーボードです。市販品のようなサポートは期待しないでください。
  • キーボードの組み立てやカスタマイズには様々な知識が必要です。楽しめる人だけが買ってください。
  • 筐体はJLC3DPさんによる3Dプリント品です。大きな反りが出ないよう設計していますが、多少の反りや変形は許容願います。
  • 筐体の塗装はJLC3DPさん提供のスプレーペイントサービスを使用しています。塗りがあまかったったり、内部が未塗装の場合もありますが仕様です。

組み立てカスタマイズ関連

設計データ

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